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タイプライターのように、文字ごとの字母の活字を紙に打ち付ける方式である。一般的なタイプライター同様の腕の先端に活字を植えたものや、球面に活字を植えた「IBMセレクトリックタイプライタ方式」と呼ばれるもの、円盤に放射状に活字の植えられた腕を配置したデイジーホイールプリンタ、活字を環状一列にしたベルト状のもの、円柱形のASR-33など各種の方式がある。英数字のみの文書、プログラムリストの印刷などに用いられた時期があるが、印字音が大きいという欠点があり、他のプリンターの印字品質の向上と共に使われなくなった。方式にも依るが多くの場合、活字群のセットの英数字にさらにカタカナを加えると文字数が多くなり収まらず、日本語のひらがな、カタカナさらに漢字の印字はドットインパクト方式の出現を待たなければならなかった。
インクジェットプリンター(inkjet printer)とはインクを微滴化し、被印字媒体に対し直接に吹き付けて印刷を行う印刷機である。オフセット印刷のように版下を作製する必要がなく複写機やレーザープリンターなどで使用されている電子写真方式のような加熱定着処理も不要で、機構が単純であるという特長をもつ。
直接インクを吐出する方式であるため他の方式の印刷機のように印刷媒体が平坦であることは求められず、媒体搬送手段に依存するが例えば紙以外にも印刷を可能としたものもある。一方で同一原稿を大量に印刷する用途には適していない。また色当たりのコストも他の印刷方法と比べて低く抑えることができる。このため6色や7色、さらに10色を超える多色刷りの実現も比較的容易である。
オンデマンド方式の小型プリンターが登場した1980年代から1990年代は、熱転写プリンターなどと競合状態にあった。近年は画素の高密度化や印刷速度の向上が急速に進み家庭用の写真プリンターやオフィス用プリンター、大型ポスター用のプリンターとしても広く応用されている。またイメージスキャナやファクシミリ等の機能を併せ持つインクジェット複合機(Multi Function Printer、MFP)も2001年ころから急速に普及が進んでいる。さらに、インクジェットプリンターの特長を生かした応用技術の開発も広がっている。
放電破壊プリンター(ほうでんはかいプリンター、Spark Printer (Electrosensitive Printer))は、放電により導電処理された用紙表面を破壊して発色させる印字方式のプリンター。
放電破壊プリンターは、アルミニウム処理され導電性を持たせた紙(放電破壊紙、放電記録紙)の表層を、放電によって破壊し、着色層を露出させて記録する放電記録方式を採用している。印刷時には独特のオゾン臭が発生する。
感熱紙が使用できることがあるため、サーマルプリンターと混同されることがある。 また、放電によるイオン流を利用する静電記録方式(静電プリンターなど)とも異なる。
サーマルプリンター(Thermal Printer)は、熱によって紙媒体に印字を行なうプリンターの一種である。転写する方式によっていくつか種類があり、専用の感熱紙に印刷を行う感熱式プリンターと、インクリボンを使用する熱転写プリンターとがある。
プリンターは、コンピューターやワードプロセッサーからの情報出力装置として古くから利用されてきた。用途に応じて多種多様な方式がある(本稿下記参照)。インパクト方式とノンインパクト方式があり、かつてはインパクト方式であるドットインパクトプリンターが主流であったが、1980年代から90年代を境にノンインパクト方式であるインクジェットプリンターやレーザープリンターなどが台頭、2008年現在ではパソコン用プリンター出荷台数の3分の2がインクジェットプリンターである。
一般的に、家庭および小規模オフィス向けにインクジェットプリンター、企業向けにレーザープリンターという住み分けがされてきたが、近年では個人向けの安価なレーザープリンターも広がっている。また、 急速に低価格化が進んだインクジェットプリンターでは、2005年頃からコピーやファックス機能が搭載された複合機タイプが主流となっている。
コスト意識の強い企業向けレーザープリンターでは、高機能複合機タイプからモノクロ単機能タイプまでのさまざまなラインナップが、現在も共存している。